中部地方 愛知

愛知県初のアウトレットモール2025秋オープン

岡崎市に大規模アウトレットモールオープン(予定)

愛知県東部の三河地方で、大型ショッピングセンターの出店が相次いでいます。

三井不動産は2025年10月に岡崎市に愛知県初となるアウトレットモールと同年5月に安城市にショッピングパーク「ららぽーと安城」をオープン予定。

東岡崎駅周辺も2030年に向けて開発中と、私にとって仕事でもプライベートでもよく訪れる地域であり、気になったので色々と調べてみました。

三河地区の自動車産業の好景気と購買力

三河地方は豊田、岡崎、刈谷、安城市などからなる西三河と、豊橋、豊川市を中心とする東三河に分けられます。

西三河は言わずと知れた自動車産業の集積地で、トヨタ自動車、デンソー、豊田自動織機などトヨタグループの企業が多数存在します。

近年は円安の影響もあり、大手各社の業績は上向き。それに伴い、関連社員の年収も増加傾向にあり、高い購買力を持つ消費者が増えています。

景気のいいところは景気がいいんだなと、羨ましくもなりますが・・・

三井不動産の積極的な出店

三井不動産は、この三河地方の消費力に着目し、積極的に出店を進めています。

近々で予定されている岡崎市のアウトレットパーク、安城市のショッピングパークについて、それぞれどんなものか見ていきましょう。

三井アウトレットパーク 岡崎(仮称)

「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」を手本に勝手に三井アウトレットパーク岡崎なんて勝手に仮称をつけてみましたが・・・

岡崎市東部の舞木町周辺に開発しているアウトレットモールは25年10月のオープン予定で、敷地面積は15万6千平方メートル余り、店舗面積は3万平方メートル、施設の延べ床面積は約7万平方メートルとなるようです。

実は2023年の夏の時点で、三井不動産関係者は「アウトレットモールを作るとは一言も言っていないという衝撃的な言葉を残していますが、実際にはアウトレットモールとなるようです。

2024年3月現在で、名鉄本宿駅南側で建設準備が進められていて、5月には着工する模様(建設準備中の画像は下部に)

岡崎市の舞木町は中心地からかなり離れた地域であり、駐車場は2,050台停められる規模になるそうなので、公共交通機関というよりは自動車での来訪がメインとなるはず。

岡崎市内から豊橋方面への抜け道だった辺りに作られるため、地元の人だけでなく遠方からも人が来ることを考えると、抜け道としては機能しなくなりそうです。

駐車場は2050台を計画していて、愛知県初のアウトレットモールということもあり、地元の注目度は非常に高いです。

新東名の岡崎東ICから5分程度で到着する立地でもありますから、東海地区のみならず、遠方からの来客も見込めることでしょう。

三井アウトレットパーク 岡崎(仮称)場所は?

住所は岡崎市舞木町で、新東名高速「岡崎東IC」から南西に3kmほど行ったところ。

最寄り駅は名鉄本宿駅となり徒歩10分かからないくらい。国道1号線もすぐそばにあるためアクセスは良好です。

もしかすると1号線を車で走っていてもアウトレットモールは見えないかもしれません。

 

本日、おそらくここじゃないかと思われる岡崎のアウトレットモール建設地の写真を撮ってきました

岡崎アウトレットモール

岡崎アウトレットモール建設地?①

岡崎アウトレットモール建設地

岡崎アウトレットモール建設地?②

この写真の反対側も工事をしていましたが、工事の看板がどこにあるか分からず、反対側も岡崎のアウトレットモールなのかはわかりませんでした。

ただ消防署があるので反対側はアウトレットモールではないかも・・・

ちなみにこの写真の場所が本当にアウトレットモールで合っているのか不安な点があるんです。

イオンモール岡崎の敷地面積が10万7千平方メートルに対し、アウトレットモールは15万6千平方メートルなのですが、建設地を見た感じイオンモール岡崎より広い土地とは思えないんですよね。わかんないですけど(笑)

とは言えこの場所しか考えられないのでなんかモヤモヤしますね。

 

地図だとこの辺り一帯です。1枚目の写真がピンの立っている辺りです。

三井ショッピングパーク ららぽーと安城

また、安城市で2023年10月に着工した「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」(仮称)は25年春のオープン予定。

元々は「ザ・モール安城」が展開されていた場所で、店舗面積6万平方メートルに220店舗が入居する予定です。

こちらは岡崎市郊外のアウトレットモールとは異なり、市の中心部に近いところに立地していてJR安城駅から北西に1kmほどで徒歩10分くらいと、立地にも恵まれている上、住宅も多く地元の人たちを中心に賑わうことでしょう。

半径5キロ~10キロメートルの同一商圏にライバル店が少ないことも魅力です

一番近いショッピングセンターといえば知立市のアピタになるでしょうけど、店舗面積が2万7千平方メートルとららぽーと安城の半分の規模となります。

ただ高速道路のICからは遠いので、遠方の来客はあまり見込めないかなぁとも思います。

ららぽーと安城には自動車での来訪が増えるため、渋滞はかなりひどくなりそうな気がしますね。

目の前が高校で、東に行くと小学校があるので、通行中の子どもたちには充分気をつけてください。

ららぽーと安城の場所は?

ららぽーと安城の場所は上述した通り、2020年に閉業した「ザ・モール安城」の跡地となります。

JR安城駅からほど近い上に、交通アクセスも便利な立地にあります。

ららぽーと安城の建設予定地である「ザ・モール安城」跡地も見てきましたが、すでに工事は進んでいる模様

ららぽーと建設地

ららぽーと安城建設地

地図だとここになりますね。

目の前の道路は岡崎市から安城市、知立市へとつながる道路で交通量は多めです。

東岡崎駅商業施設

名古屋鉄道も岡崎市中心部の駅ビル(現在の東岡崎駅)に商業施設をオープンします。2023年の春には豊川市に「イオンモール」が開店し、東三河最大級の集客力を誇っています。

東岡崎駅の東口にはすでにホテル「グランドイン東岡崎」ができており、北口付近は工事により一部駐車場が閉鎖されています。

東岡崎駅北口に2030年オープン予定の商業施設は9階建の商業ビルとなり、1階に店舗とバスターミナル、2〜4階が店舗、5〜9階にはオフィスが入る予定です。

また同じく2030年オープン予定の南口には3階建で物販、飲食、サービス等のテナントが15店舗入る商業施設もオープンする予定です。

南口と北口を一体開発することで、名鉄の西三河地区最大のターミナル駅となりそうです。

東岡崎駅は1日の平均乗車数が4万人で、名鉄全275駅の中でも名古屋駅、金山駅、栄町駅に次いで4番目に多い駅ですから、相当な来客が見込めるのではないでしょうか。

岡崎市出身YouTuber で「岡崎市観光伝道師」である東海オンエアがPR活動をされるのでしょうかね。

私自身、岡崎市は以前数年間住んでいたこともあり、今でも仕事で訪れる非常に馴染みの深い地域ですので、東岡崎駅の開発は本当に楽しみですね。(とはいえ完成はまだまだ先ですが)

今後の展開

三河地方は、自動車産業の好景気と高い購買力を持つ消費者が存在する、商業施設にとって魅力的な市場です。

今後さらなる競争激化が予想されますが、各社は独自のサービスや商品で差別化を図り顧客獲得に力を入れていくでしょう。

近隣の人にとっては楽しみでもあり、人の流入が多くなりただでさえ交通量の多い地域なので、事故が増えないかなどの不安もありますよね。

とは言えたくさんのお客さんが来て、たくさんお金を使って経済が回ればいいなと、今から楽しみにしています♪

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